日本ハムは2018年で北海道移転15年。過去の名場面、珍場面を、当時の紙面とともに振り返ります。

<09年12月3日付>

日米のべ8球団目の所属となる大ベテランは、貪欲だった。ヤクルトを戦力外となり、日本ハム加入が決まった記者会見。当時41歳の木田は「まだまだ現役の選手。投手としてチームに貢献したい。(チームメートとなるダルビッシュは)日本で1番の投手。教えるというより、僕がお手本にしたい。試合でしか見たことがないし、普段からどんなことをしているのか知りたい」と語った。

18歳も年下の選手を「お手本に」と話すのも勇気がいることだが、それだけ野球に対する情熱が大きいということ。「若いうちはできたのに今できないということもあるけど、逆にできるようになったこともたくさんある。突き詰めていくと、まだまだうまくなるということ。野球はおもしろい」と言った。

札幌には小学4年から6年まで住んでおり、愛着もあった。翌10年には5勝を挙げ、12年まで3年間プレーした。引退後もフロントとして日本ハムに籍を置き、いまでは1軍投手チーフコーチとして再びユニホームを着ている。

ところで、今と比べるとずいぶんほっそりしているようですが、同一人物…ですよね!?