ロッテ二木康太投手(23)が7回4安打3失点の力投で、球団4500勝の節目を飾るチームトップの5勝目を挙げた。

打線が1点を先制した直後の初回、初球の直球を山田哲に左中間スタンドに運ばれるなど2回までに2失点。3回に再び味方がリードを奪うと、そこから波に乗った。最速143キロも変化球でコースを丁寧につき、今季7度目のクオリティースタート(6回以上を投げ、自責3以内)で勝ちを呼び込んだ。「(4500勝目は)全然考えてなかったけど、いいところで投げられた。真っすぐがよくなかったのでスライダーでカウントを作っていった」と振り返った。

今季は12試合に先発して5勝5敗、防御率3・77。勝利数だけでなく、投球回数もチームトップと先発陣を支える。「勝利数より防御率をよくしていきたい。(先発の)自分に勝ちがつくということは、チームが勝っているということ。それはいいことだと思う」と笑顔を見せた。