中日松坂大輔投手(38)の1軍昇格が球宴明けにずれ込むことになった。24日、小笠原2軍投手コーチが「次回登板は大阪の舞洲を予定」と明かし、右肩故障から復帰4戦目が7月5日からのウエスタン・リーグ、オリックス3連戦(オセアンバファローズスタジアム舞洲)となり、1軍復帰は早くても球宴明けの7月15日からの阪神3連戦(ナゴヤドーム)になりそうだ。

松坂は21日のウエスタン・リーグ広島戦(ナゴヤ)で6回108球2失点と好投。交流戦明けの1軍昇格の可能性を残していた。しかし、1軍には大野雄、柳、ロメロ、山井、吉見、清水と6人の先発ローテーションが稼働中だ。リーグ戦は29日からの阪神2連戦(ナゴヤドーム)で再開する。7月2日から9連戦も控えるが、現有6人でローテを組めるため、松坂は2軍での調整登板が続くことになった。

この日はナゴヤ球場での2軍投手指名練習に参加。キャッチボールなどで汗を流した。「言われたところで投げるだけです。体は大丈夫です」。ローテを務める6人に異変などがあれば招集の可能性もあるが、現時点でベテラン右腕の1軍昇格は7月中旬以降に先送りになりそうだ。