中日松坂大輔投手(38)が右肩炎症から実戦復帰後、4度目のマウンドに上がった。先発で6回を4安打1失点、7奪三振。103球だった。前回の6月21日ウエスタン・リーグ広島戦でも6回7安打2失点、108球と2試合連続で安定した投球をみせた。

「ボール自体はそんなによくなかったけど、結果的に1失点で済んでよかった。向かい風だったので、変化球がよく曲がってくれた。それにもうまくアジャストできた。(1軍昇格に向け)いつでもいける気持ちでやっている」。リーグ後半戦での1軍昇格なるか、今後のチームの判断が注目される。

▼1回裏 1番根本に初球は106キロのカーブを投じる。結局、四球で出塁を許した。2番太田の2球目に二盗を許したが、119キロのカーブで見逃し三振。3番岡崎に初球を弾かれ右越え二塁打で1失点。4番白崎を三ゴロ、5番小田を中飛に打ち取った。

▼2回裏 6月までチームメートだった6番松井佑を107キロのカーブで空振り三振。7番稲富を二ゴロ、8番杉本を3球連続カーブで空振り三振に打ち取った。

▼3回裏 9番宜保を一ゴロ、1番根本を空振り三振。2番太田に、カウント1-2から141キロの直球で見逃し三振で、2イニング連続3者凡退。

▼4回裏 3番岡崎を中飛。白崎に四球を与えたが、5番小田、6番松井佑を連続空振り三振に打ち取る。

▼5回裏 7番稲富に左前打、8番杉本に右中間二塁打、9番宜保に四球を与え無死満塁のピンチ。1番根本を一ゴロに打ち取り、(一)-(捕)-(一)の併殺を完成。このころから右足を気にするそぶりを見せる。2番太田を遊ゴロに打ち取り、無死満塁を切り抜けた。

松坂は5回までで85球、3安打1失点、3四球7奪三振。

▼6回裏 3番岡崎を捕邪飛、4番白崎に中前打を許す。5番代打西野を一ゴロ、6番松井佑を中飛に打ち取った。