西武が、パドレス傘下3Aエルパソ牧田和久投手(34)の獲得調査を進めることが3日、分かった。

今季マイナーでの全日程が2日(日本時間3日)に終了。一昨季まで7年間所属した古巣復帰について、球団幹部は「これから検討をしていくことになる。今優勝争いをしていてこういう状況。でもそういう話は、今後していくことになると思う」と現場に配慮しながら、今後正式オファーを出す可能性を示唆した。

牧田は移籍2年目の今季6月、パドレスから戦力外となりウエーバーにかけられていた。その際、渡辺GMが獲得に動いていたが、牧田がマイナーでシーズンをまっとうすることを選択。シーズン途中の獲得は実現しなかった。この日、U18W杯視察のため訪れている韓国・機張で、同GMは「調査はもちろんしている。これから。当然興味はある。戻ってきてほしい気持ちもあるよ。みんなが望んでいると思うからね」と明言した。

今オフに再度アタックし、獲得となれば3年ぶりの復帰となる。牧田は今後については未定としつつも、日本球界復帰を視野に入れているという。国内で争奪戦に発展する可能性もある。昨季はメジャー27試合で防御率5・40。オフに大リーグ出場の前提となる40人枠から外れ、今季は3Aと2Aで計43試合に登板し6勝3敗3セーブ、防御率3・33だった。