西武ニールが大一番で自身の連勝を11に伸ばす力投をみせ、外国人投手のシーズン最多連勝記録に並んだ。6回を8安打3失点(自責1)にまとめ12勝目。打線の大量援護に守られての勝利に「今日は苦しいピッチング。野手のみんなが守備でも打撃でも頑張って助けてくれた」と感謝した。

この日までに、球団は同投手に対し契約延長オファーを出す方針であることが判明。来日1年目の今季は、序盤こそ日本の野球に苦戦するも、6月以降は負け知らずで勝利を重ね、チーム勝ち頭として逆転優勝の立役者となった。球団幹部は「もちろん延長したいと思っている」と認め、複数年契約を含めて残留交渉に臨む可能性もある。一方で米メジャー複数球団も右腕の獲得に興味を示している。巨人からカージナルスに移籍したマイコラスが活躍していることから「第2のマイコラス」と注目を集めており、日米での争奪戦となる可能性もありそうだ。

▼ニールが6月20日中日戦から11連勝。外国人投手のシーズン11連勝は、64年スタンカ(南海)15年マイコラス(巨人)18年ボルシンガー(ロッテ)に並ぶ史上4人目のタイ記録で、西武では88年郭泰源の10連勝を抜いて最長となった。なお西武投手の11連勝は83年の高橋直樹以来で36年ぶり4人目(5度目)。