ソフトバンクは1日、育成の島袋洋奨投手(26)に、来季契約を結ばないことを通告した。ヤフオクドーム内の球団事務所にスーツ姿であらわれた島袋は「結果を見ても妥当だと思う。力不足。あまりびっくりはしていない」と話した。

沖縄・興南で10年に春夏連覇を達成したトルネード左腕は中大から14年ドラフト5位でソフトバンクに入団した。1年目の15年に1軍で2試合登板した。デビュー戦の同年9月25日ロッテ戦、2死二塁で鈴木の左翼へのライナーを左翼手内川がダイビングキャッチで好捕。「内川さんのおかげで無失点だった。あれが抜けていたら防御率は果てしない数字だった」と話した。

その後は昇格はなく、17年8月に左肘を手術。18年から育成として契約していた。今季は2軍では3試合、9回を投げ1勝0敗、防御率6・00だった。3軍では26試合、78イニングを投げたが3勝8敗、防御率5・65と数字を残せなかった。「今後はまったくの白紙。今年の後半は調子もよかった」と今後についてはじっくりと考える。