日本ハムは2日、親会社の日本ハム、広告最大手の電通とともに、23年開業予定の新球場・ボールパーク(BP)を保有・運営する新会社「ファイターズ スポーツ&エンターテイメント」を、前日1日付で設立したと発表した。これまで球団として行ってきたプロ野球関連の興行や新球場の運営、BP全体のマネジメントなどを切り離し、新会社に集約する。

3社による出資金は201億円で、今後、国土交通省指定の一般財団法人「民間都市開発推進機構」(東京)から39億円の第三者割当増資を受ける予定。BP周辺の交通網の整備など、新球場を核とした町づくりを推し進める。東京スカイツリーなどに出資実績がある同機構が、スポーツ施設に資金を提供するのは初めて。