初戦のヒーロー阪神北條史也内野手が、連日の適時打でCS男襲名の勢いだ。

3点を追う5回2死一塁。浜口の外角チェンジアップにうまく合わせて三塁線を破った。一塁走者上本が一気に生還し、苦戦していた左腕から初得点を挙げた。

「流れがちょっと悪かったけど、何とかこの回と思って。(浜口の)球数も増えてきて、そういうところで何とか流れを変えたいなと」。浜口の88球目、打線が苦しめられていた決め球を仕留めた。

7回にも左前安打を放って2戦連続のマルチ安打。初出場のCSは2試合で1本塁打を含む7打数4安打6打点の大当たりだ。最後はサヨナラ負けを喫したが、「集中力と狙い球とかを頭に入れて。(3戦目は)一発勝負なので、1打席でもムダにしたくない。そういう気持ちで」と切り替えた。