ヤクルトは1~4位まで、即戦力の投手を指名した。5、6位は高校生の内野手を2人。15年以来となる6人で終了し、17年以来の育成選手はゼロとなった。高津臣吾監督(50)は「満点以上です」と自己採点した。

2日前に行われたスカウト会議で方針を決めた際、高津監督が「わがままを聞いてもらった」と明かしていた通り、投手を多く指名した。指揮官は「早い段階で野手を指名するという話もあったが、投手でいかせてほしいという希望通りにさせてもらった。すごくいいドラフトだった」と満足げに振り返った。

12球団で最初に指名した2位の日体大・吉田大喜投手(4年=大冠)も、Aランクに挙げていた上位候補13人の中に入っていた即戦力。総括した伊東編成部長は「非常によかった。1位が決まり、すんなりほしい選手がとれた。近年にないドラフトでした」と手応えを口にした。