稲葉監督が率いる侍ジャパンはカナダとの強化試合に5-6で敗れた。

先発の山口は初回を3者凡退に抑えたが、2回に入ると一変。カナダ打線に被安打4、4与四球など打者11人の猛攻で6点を献上した。山口はこの回限りで降板した。

6点ビハインドの日本は4回に反撃開始。先頭の鈴木誠の左翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると、続く吉田正のフェンス直撃適時二塁打などで2点を返した。さらに5回には坂本勇の左犠飛、7回にはノーヒットで1点を返した。9回には今季限りで巨人を退団したマシソンから近藤の適時打で1点差に詰め寄ったが反撃及ばず黒星を喫した。日本は2回の6失点が大きく響いた。

1日もカナダと強化試合を行い、今永が先発する予定。

▽稲葉監督のコメント「まだ調整段階でもある。明日からしっかりやっていく。選手は実戦感覚もあるし、チームとして初めての試合でもある。我々も、試合の中で作戦面などを確かめながら、というものがある。後半、非常に粘り強くやってくれた。(山口は)修正点は本人も分かっている。しっかり修正してくれる」