法大先発の古屋敷匠真投手(2年=八戸工大一)はフィールディングに課題が残った。

145キロ前後の直球に力があり、変化球とのコンビネーションで早大打線に得点を許さない。6回まで3安打無失点、10奪三振。だが、1-0の7回、連打と犠打で1死二、三塁を招いた。ここで代打・小野は空振り三振。続く福嶋にも投ゴロを打たせたが、はじいてしまい内野安打に。三塁走者に生還された。

古屋敷は一塁方向に転がる打球を追いかけ、一塁手へトスした。しかし悪送球となり、二塁走者にも勝ち越しの生還を許した。さらに尾崎に適時三塁打を打たれ降板。6回2/3、7安打3失点だった。

ネット裏で視察した青木久典監督(46)は「投げるだけじゃない。9人目の野手。普通に捕って欲しかった。その後(トス)が雑だった」と指摘した。投球自体には「良かったですね。候補の1人です」と来年のメンバー候補に挙げた。