3季ぶりの全国制覇に挑む東北福祉大(東北3連盟代表・仙台6大学)岩崎魁人主将(4年=九州国際大付)が15日開幕の第50回明治神宮野球大会(神宮)に向け、「1人1殺」をテーマに掲げた。

出場全チームの主将が参加した明治神宮参拝を終え、「初めての経験でした。きれいな場所だなあ」と心も洗われた様子。東海大(関東5連盟第2代表・首都)と対戦する16日の初戦を前に「東海大さんを倒さないと次はない。投手陣の状態も良いので出し惜しみせず、1人1殺で接戦をものにしたい」。捕手として1つずつアウトを積み重ねることを重視した。

昨春の全日本大学選手権では14年ぶり3度目の優勝を果たしたが、今春は準々決勝で惜敗。「チームの日本一、それだけ。全国でベスト8以上の大学ばかり。出た選手で勝つだけ」と大学最後の大会で、より結果にこだわる。

相手捕手はソフトバンク2位の海野隆司(4年=関西)だが、意識せずに自分たちのプレーを貫き通すだけだ。ソフトバンク3位の右腕・津森宥紀(4年=和歌山東)、左腕・山野太一(3年=高川学園)を中心にしたバッテリーで有終の美を飾る。【鎌田直秀】