ソフトバンク牧原大成内野手(27)が10日、二塁の定位置取りを誓った。契約交渉に臨み、年俸2000万円から倍増となる4000万円でサイン。「(来季は)誰も寄せ付けないくらいの力で、セカンドのレギュラーを取りたい」と意欲を見せた。

9年目の今季は自己最多の114試合に出場。打率2割4分2厘ながら99安打を放ち、10盗塁も自身最高の数字を残した。来季は課題とする打力をアップさせ、ユーティリティーからの脱却を狙う。「守備に関してはチームに貢献できたと思うが、打撃(打率)は去年より打つことができなかったんで、打撃を磨いて気持ちで負けないようにしたい」と力を込めた。

発奮材料もある。会見では福岡出身の仁美さん(28)と今年9月に結婚したことを明かした。「(夫人は)やさしいし、しっかりしている。僕は1人だったら何もできない。家事もお金の管理もできないからよかった」。新たなパートナーを得てさらなる飛躍を期す。

年明けは松田宣らとグアムで汗を流す予定。来季はプロ10年目の節目のシーズン。育成からはい上がった男が、どん欲にレギュラー獲りに挑む。(金額は推定)【佐竹英治】