「梅干しパワー」で開幕1軍切符をもぎ取る! ソフトバンクのドラフト3位東北福祉大・津森宥紀投手(21)が8日、福岡・筑後市の若鷹寮に入寮した。大学のある仙台から空路持参してきたのは祖母お手製の「梅干し」だった。プラスチック容器にしっかり詰め込みバッグに忍ばせ持ち込んだ。

「(梅干しは)健康にいいし、病気にかかりにくい。夏バテ予防にもなるので」。実家のある和歌山から送られてくるおばあちゃんの愛情こもった梅干しを大学寮の冷蔵庫に常備。毎日ほおばってきた。「おばあちゃんが作ってくれて気持ちもこもっているし、風邪もあまりひかなかった」。津森にとって元気の源だ。入寮後もどっさり和歌山から梅干しが送られる予定という。

最速149キロのサイド右腕。度胸満点の投球で競争激しいブルペン陣に割って入るつもりだ。「しっかり練習して、開幕1軍で投げられるようにしたい。初日からブルペンに入ります」。年末年始にはすでに捕手を座らせてブルペン投球も行った。新人合同自主トレでも一番乗りでブルペン入りし、猛アピールを誓った。【佐竹英治】