阪神西勇輝投手(29)がエースの覚悟を明かした。同地で自主トレを公開。FA移籍2年目も先発ローテーションの柱として期待される右腕は、プロ12年目で初めて「エース」という言葉を口にして気概を示した。

西勇の一問一答は以下の通り。

-優勝への思い

西勇 少なからず誰もができるわけじゃない。この優勝というのは。しかも日本一なんて恵まれた人でタイミングもあって、みたいな。すごい憧れの場所。

-その中心でいられることは

西勇 それはずっと言っている。中心でいるときに優勝したい。自分が軸で回っているときに。自分が輪の中心で、「ああ誰々いてくれてよかった」の1人にいられたらいいなとはすごい思うね。

-胴上げしてもらえるほどの活躍

西勇 そんなところまでいけたらすごいよね。ありがたいし、軸で良かったなと思うだろうし。その思いって矢野さんもよく言うけど1人では成し遂げられない。みんなの力があってみんなが想像した時にできるってよって。その思いが集まり、集団であってほしい。戦う集団になるのだったら、束になってやったほうがいいと思うし、その熱い塊が優勝すると思う。そのピースにいれるときに。

-チームという意識が強い

西勇 個人と言いながら最後は団体だと思う。自分さえよければとか。それじゃいかんなってめっちゃ思う。ヒット打てなかったときにいらだったりとか、エラーして腹立つとか。自分も打たれたときあるのに、自分にも腹立つし、悪循環。ただ疲れるだけ。

-他の選手にも感じる 

西勇 坂本はそう。(スタメンが)梅野の方やのにキャッチボールに来たりとかさ、ブルペン受けに来たりとか。何か吸収しようとする。「お前みたいなやつがいるからチームも引き立つんやで」って言いたくなる。あれだけやってたりしたら。朝来て準備して、自分の体見て、動いて、練習してるの見てる。

-阪神の投手も優勝を知っている人は少ない

西勇 賢一(中田)さんぐらい、多分。すごいいいもんやと思うけどな。すてきなことに変わりないし。やっぱ指くわえて見るんじゃなくて体現したい。それはすごく思う。