阪神の本拠地である甲子園球場に併設される甲子園歴史館の運営会議「第11回理事会・定例報告会」が21日、大阪市内のホテルで行われ、移転リニューアルに伴う展示計画の概要が発表された。

21年に球場南側に新たに建設される建物に、現在の展示エリアを一部移転し、拡張するもの。展示面積は現在の1200平方メートルから1500平方メートルに拡張される。球場南側の新棟2階を阪神タイガースゾーンを中心とした展示エリアとし、甲子園球場2階を高校野球ゾーン・甲子園球場の歴史などの展示品を集中するなどし、区分けを行うという。

阪神タイガースゾーンにはヒーロー列伝が展示され、名選手を、ゆかりの展示品や映像などで紹介。新たに小林繁氏、矢野燿大監督、赤星憲広氏が加わる。

矢野監督は「すごく光栄な気持ちと、タイガースで頑張れた証しでもあり、非常にうれしく思っています」などとコメントを寄せた。

赤星氏も「タイガースOBとして誇りを持ち、社会貢献、野球振興に微力ながら貢献できるように、より一層、頑張っていきたいと思います」。高校野球ゾーンでは名勝負ギャラリーなどの充実を図る。

現在の同歴史館は20年9月6日で営業を終了。同7日から21年3月ごろまで、移転リニューアルに入るため全館休館を予定している。