中日のドラフト1位石川昂弥内野手(18=東邦)が30日、プロ入り初の屋外フリー打撃で場外2発を含む6本の柵越えを放った。
右翼から左翼へ吹き荒れる約10メートルの強風を物ともしなかった。石川昂自身が待ち望んだ屋外フリー打撃。5スイング目で左翼へあいさつ代わりの柵越えを決めると、左中間への1発を挟んでの23スイング目が圧巻。快音を響かせた打球は左中間の芝生席を越え、後方の村役場駐車場まで到達。約130メートルのプロ入り初場外弾になった。さらに31スイング目も左中間場外へ。35スイング目も左翼へ球を運び、フリー打撃を締めた。
「飛ばすことより質のいい打球を打つことを考えていた。今日はゴロがなかった。調子が悪いときはゴロが出ますが、出なかったので調子がいい証拠ですね」と振り返った。ライトの守備位置についていた05年高校ドラフト1巡目の平田も、ルーキーが見せた放物線をながめ、「飛ばす能力はありますね」と認めた。
今年から広島鈴木誠モデルのバットのグリップエンドを1ミリ小さくしたモデルを使用するが、この日さらに0・5ミリ小さくする改良をメーカー担当者に依頼。少しでもフィーリングを合わせるために妥協はない。
昨年6月の智弁和歌山との練習試合ではバックスクリーンを越える150メートル弾を放っている。「(今日の力は)8割くらい。(柵越えは)風があったからですよ」と謙遜。18歳のアーチストが真の姿を見せる日は近い。【伊東大介】



