阪神が沖縄・宜野座キャンプで導入している「ワンデーキャプテン制」のユニホームがバージョンアップした。

1日ごとに投手、野手それぞれの主将が置かれ、2人だけ目立つようにビジターユニホームを着用していたが、矢野監督は先日「もうちょっと目立つように、黄色いユニホームを作ってもらっている」と、特注ユニを発注したことを明かしていた。

第2クール4日目となったこの日。「ワンデーキャプテン」に指名された野手高山と投手中田は新調された新ユニホームを着てウオーミングアップに登場。指揮官が「お任せしてる」としたデザインは黄色を基調として、黒や白のマーブル模様が施されていた。高山は左胸にテープで「C」の文字も付け、選手たちの中でも存在感を放っていた。

同1日主将制度はチーム方針を浸透させた案でもある。矢野監督は「若い選手も、糸原がキャプテン(マークを)付けているけど、それ以外は『僕らはついていけばいい』ではない。今シーズンは(スローガンに)『オレがヤル』ってのも入ってるけど、全員がそう思えたら全然違う。全員が引っ張れたら、こんないいことない。1日だけでも(ワンデーキャプテンで)先頭に立ってやることは意義がある」と説明する。選手1人、1人の自覚を芽生えさせ、さらなる結束力を高めていく。