阪神の新外国人野手コンビ、ジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルス)とジェリー・サンズ外野手(32=韓国・キウム)が、15日にも対外試合デビューする。矢野監督は「サンズ、ボーアは15、16日ぐらいから実戦に入る形」と明言。15日は広島と、16日は楽天と練習試合(ともに沖縄・宜野座)が組まれており、両選手が登場しそうだ。

メジャー通算92本塁打のボーアは「いつも通りの自分の準備をしたい。ゲームへの心の準備は出来ている。今まで通りのルーティンを崩さずにやりたい」と宣言。キャンプ初の実戦形式練習となった5日のケース打撃で逆方向の左中間へ130メートル弾を放っており、他球団との初対戦でも1発が出るか注目される。本人も「出来るかどうか分からないけれど、自分も頑張って打ちます!」と豪快スイングを約束した。

打撃練習から右方向にも強い打球を放つサンズも「心の準備は出来ているので、今までの練習を生かしていく」。さらに「日本の投手がゲームのときにどのような投球をするのか確認したい」とも。外国人選手のサポート役として、来日中のウィリアムス氏に続き、アンディー・シーツ駐米スカウトが11日夜に沖縄入り。13日から球場に訪れる予定だ。虎の命運を握る両大砲が、支えも受けながら、重要なステップを踏む。