右足首捻挫で出遅れていた阪神ドラフト2位井上広大外野手(18=履正社)が早ければ16日の西武との練習試合(安芸)で、実戦デビューする。

8日の本隊合流から、持ち味の打撃をアピール。この日のフリー打撃でも、中村外野守備走塁コーチを相手に47スイングで5本の柵越え。左翼ネット上段へ豪快に突き刺す特大アーチもあった。

平田2軍監督は「明日(14日)の状態を見て、最終的に決めたい」と話し、実戦デビューを示唆。11日のJR四国との練習試合には、ドラフト4位遠藤成内野手(18=東海大相模)、同5位藤田健斗捕手(18=中京学院大中京)と同じ高卒ルーキーが出場しているだけに、負けじと出場を熱望している。井上は「出る準備はできている。対応できるかは二の次。しっかり自分のスイングができるようにしたい」と、積極的な姿勢を見せる。高校通算49本の右の大砲がいよいよ打席に立つ。