中日の阿波野秀幸投手コーチ(55)が14日、悩める「抑え問題」について言及した。沖縄・北谷キャンプ3度目の休日となったこの日、15日の練習試合登板予定の投手練習で球場を訪れ、今季のストッパーについて「今の時点で確定できる状況にはなっていない」と話した。

チーム浮上のカギを握る勝利の方程式への道筋がまだはっきりと見えてこない。きょう15日のロッテ戦(北谷)では8日の阪神戦に続いて、4年目の藤嶋に最終イニングを託す予定。「今の流れ(起用法)を見てもらえばわかると思う」と同コーチは13日のDeNA戦で9回に登板した岡田とともに有力候補であることは明かした。

本来なら昨年終盤に抑えとして結果を出したR・マルティネスで問題ないが、母国キューバの代表メンバーして3、4月に予定される五輪予選参加のため離脱する可能性が高い。「現場としてはどういう状況にも対応できるようにしておかないといけない。候補がいなくて困っているわけではない。だれにするかという問題」と同コーチ。キャンプ、オープン戦を通してマルティネス不在の場合の抑え役を藤嶋もしくは岡田で確定できるかどうかが、当面の課題となりそうだ。