阪神ドラフト2位の井上広大外野手(18=履正社)が、1軍初安打&初打点を巨人戦の負けを消す千金の同点打で飾った。20年初の伝統の一戦(甲子園)に途中出場。1点を追う8回1死一塁で、ローテ候補の鍬原から左越えの同点適時二塁打を放った。

▼阪神の新人井上が、8回に同点タイムリー。阪神の高卒新人がオープン戦で安打を記録したのは、06年2月26日のオリックス戦で右前打を打った大和(樟南=当時の登録名は前田大和)以来。

▼高卒新人で打点を挙げたのは、19年の小園(広島=報徳学園)、藤原(ロッテ=大阪桐蔭)以来だが、球団では88年3月5日の阪急戦(甲子園)の7回に、代打で適時二塁打を打った高井一(横浜)以来、32年ぶり。