無期限活動休止中のソフトバンクは3日、12球団代表者会議での開幕白紙決定を受け、一時解散となる可能性が出てきた。全体練習を行っていた3月30日に活動休止を決定。少なくとも3日までは、不要不急の外出禁止と球団施設の使用が禁止となっていた。今後の動きについて、電話取材に応じた三笠杉彦取締役GM(46)は「土曜日、日曜日は休みを継続します」と説明。「元々(再開の)時期は未定」としており、最短でも5日までは休止を延長し、さらに長引く可能性も示唆した。6日以降の活動については再度、工藤監督や選手会役員を交えて話し合いが設けられる。

ただ、現在の情勢を鑑み、すぐには全体練習を再開しない方向になりそうだ。開幕が再延期になったことに加え、福岡県が19日までの週末外出自粛要請を出している。場合によっては1軍本拠地のペイペイドーム組と2軍本拠地のタマスタ筑後組に分けたり、時間差を設けたりする分離練習も検討。さらには、オフシーズンのような完全自主練習とするなど事実上、一時解散する選択肢もあるとみられる。

阪神では最初に新型コロナウイルス陽性が判明した3人に加え、ソフトバンクとの2軍戦に出場していた小幡がPCR検査を受けた。この日、陰性反応が出たことでひとまず安心だが、チームが一時解散となれば、選手はより調整が難しい状況になる。【山本大地】