広島ドラフト2位の宇草孔基外野手(22)が10日、広島県廿日市市内の大野練習場で練習を行った。2軍も1軍同様にチームを分離して短時間での練習となる中、前向きに取り組んでいる。

春季キャンプは1軍に参加し、オープン戦途中で2軍降格となったものの、無観客の練習試合で1軍に合流した。現在の再び2軍で調整。プロ初のシーズン開幕が新型コロナウイルス感染拡大の影響で遅れているが「まだ普通のシーズンの入りが分からない。自分はいい意味で地力をつけられるチャンス。本当の力をつけられるように取り組んでいこうと思っています」と意識は高い。鍛錬の日々と受け入れている。

2軍では春季教育リーグ、練習試合でほぼフル出場するなど実戦を重ねている。「試合に多く出させてもらうことで課題や発見もあった。試合に出させてもらうことで成長できると感じた」。打撃面の評価が高いだけに、課題の守備面を克服できれば1軍にもより近づく。【前原淳】