広島一岡竜司投手は「原点回帰」で投球技術に磨きをかける。

マツダスタジアムで分離練習の午後の部に参加し、ブルペンで52球投げ込んだ。新たなチャレンジよりも、今ある能力を研ぎ澄ましていくことを選択。「原点に返って、今は雑にならないように丁寧に投げています。開幕の見通しが立った時に、全ての部分でレベルアップができているようにしたい」と力を込めた。

ブルペンでは1回ごとにテーマを設定し、集中力を持って臨んでいる。「今日は右の内角を絶対に失投しない、今日は外の直球を失投しない、左右の間違いを絶対しない、初球の入りを絶対に気をつけるという感じ。試合ではできないことをやっています」。実戦から遠ざかる中、セットアッパー候補は与えられた環境の中で、今できることに全力で取り組んでいる。