阪神新外国人のジェリー・サンズ外野手(32)が9日、甲子園で自主練習後にオンライン取材に応じ、5日に韓国プロ野球(KBO)が開幕したことを祝福した。

サンズは以前、韓国・キウムに所属し、昨季は打点王を獲得した。日本より先に開幕した思い出深い地に対して「うれしいです。自分が所属していたとうのもあり、気にしていました。韓国という国の状況が開幕できる状況になったからこそ開幕したんだと思う。何人か知っている人もいますし、彼らのことを思うと開幕出来てよかったなと思うよ」と喜んだ。

コロナ禍で日本は開幕の日がいまだ不透明のまま。「正直なところ、うらやましいなという思いは当然ある。何年も野球をしていてこの時期に野球をしていないのは珍しいこと」と、胸の内を明かしたが「しょうがない理由で出来ないことですし、何か問題があるわけではない。みんなで我慢しなくてはいけない時期なので、日本もアメリカもそうですけど、韓国のようにシーズンが始まれば」と焦りはない。

家では、初めてグラブをプレゼントした息子2人とのキャッチボールがリフレッシュになっている。「家の中でやっている。楽しく遊んでいて、いい思い出になっているよ」と笑顔を見せた。この日は打撃練習や守備練習で約3時間汗を流した。