#開幕を待つファンへ 3月に掲載した「算数」第2弾を送ります。今は、じっくり数字と向き合える…数学や物理にも踏み込んでみました。巨人の村田修一2軍野手総合コーチが、6年前に放った特大アーチの飛距離を求める1問は、大学入試レベル。コツコツ解くもよし、親御さんに聞くもよし、オンラインで先生に聞くもよし。野球選手のすごさを導き出して下さい!【監修=鈴木正章】

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【問2】ソフトバンク甲斐捕手は、投球を捕球してから二塁までの送球タイム1秒72で盗塁を企画した西武源田を刺したことがある。送球が時速140キロとして、捕球から送球までの時間を有効数字2桁で求めよ。野球場の塁間の距離は90・0フィート。1フィート=30・5センチとする。

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【解2】三平方の定理より、本塁から二塁の距離は90×√2×0・305=38・8メートル。

時速140キロは、秒速に換算すると、140×1000÷3600=38・8メートル/秒。二塁までの38・8メートルを1・00秒で到達する。1・72-1・00=0・72。捕球から送球までは0・72秒。