オリックス若月健矢捕手(24)がまたも豪快アーチを放った。両軍無得点の5回。先頭で打席に入ると、広島2番手高橋樹のカットボールを完璧にとらえた。白球は瞬く間に左翼席へ。貴重な先制本塁打は3日の練習試合ソフトバンク戦に続いて、コロナ禍から実戦再開後、早くも2発目だ。

「打った瞬間、入ってくれると思いましたし、先制点を取ることができてよかったです。打撃の状態もいいですし、このまま好調を維持していきたい」

3月上旬の実戦で右足ハムストリングスを負傷し、当初の開幕日だった3月20日なら間に合わなかったが、延期中のリハビリで回復。5月25日紅白戦から1軍戦に復帰していた。昨季は138試合に出場したが、打率1割7分8厘、1本塁打にとどまっていた。もう2本目だ。打撃の進境著しく、正捕手の座を固める。