巨人が開幕戦で阪神に勝利し、プロ野球史上初の球団通算6000勝を達成した。球団初勝利は、36年7月3日大東京戦で畑福俊英、スタルヒンのリレーで10-1で快勝。昭和、平成、令和と時代は移ろいながら、昭和のV9、平成の2度のリーグ3連覇(07~09年、12~14年)など、リーグ37度の優勝を誇る常勝軍団が新たな歴史を刻んだ。 指揮を執る原辰徳監督(61)は5000勝(07年5月2日の中日戦)、5500勝(13年5月25日のオリックス戦)に続き、球団のメモリアル勝利をマークした。監督通算では球団歴代3位の1025勝目で、今季は同2位の1034勝の長嶋茂雄氏、同1位の1066勝の川上哲治氏超えを視界にとらえる。

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◆川上、長嶋、原の勝利数比較 原監督は現役時代に1697試合出場。選手で出場した試合のチームは907勝720敗70分けだった。99~01年の1軍コーチ時代に228勝、監督で1025勝しており、選手とコーチ、監督を合わせて2160勝に貢献。監督の勝利数はチーム3位で、「選手+コーチ+監督」の勝利数も川上の2473勝、長嶋の2291勝に次いでチーム3位。