右のエースだ! DeNAの高卒7年目右腕・平良が、自己最長となる7回を3安打無失点に抑え2勝目を挙げた。ここまで3試合すべてクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)で防御率0・95のリーグトップに浮上。最速は140キロ台半ばながら、得意のシンカーとスライダーを低めに集め、94球、無四球でヤクルト打線に三塁を踏ませぬ好投。

「集中力を切らさず投げられたのがよかった。低めに意識を持って、1人1人のバッターに向かっていこうと思っていました」と喜んだ。

今季初めて開幕ローテに名を連ねた24歳の安定感にラミレス監督も「本当にアンビリーバブルのひと言に尽きる。ゲームの作り方など投げる度によくなっている」と最上級の評価だ。エース今永、浜口と左腕が安定する先発陣の中で、変則右腕が確かな存在感を発揮した。【鈴木正章】