左肩のコンディション不良から1軍復帰を目指す阪神高橋遥人投手(24)が6回から2番手で登板し、圧巻の投球を見せつけた。

6回は太田を145キロ速球で見逃し三振に抑えると、モヤは変化球攻めで手玉に取り、外角低めスライダーで空を切らせた。中川には一転して速球で押した。内角低めへの149キロ速球を立て続けに投げて見逃し三振。あっという間の3者凡退だった。7回は先頭の代打杉本に四球を与えたが、紅林を遊撃併殺打に仕留めるなど寄せ付けず、2回無失点だった。

細かい制球面で課題を残したものの、高橋は「しっかりゼロで抑えられたことがよかった。2回投げ切れたことも」と振り返った。香田2軍投手コーチも「格の違いというか、球がやっぱり素晴らしい」と評した。今後もリハビリ組で復調を図り、次回は3イニングを投げる予定だ。