日本ハムは打線組み替えも実らず、開幕カード以来の連勝を逃した。

今季初めて5番に抜てきした横尾が2回に同点1号ソロ。7番に下げて3試合目の渡辺も一時勝ち越しの1号ソロで続いたが、3回以降はわずか1安打で無得点に終わった。17日の12安打7得点から一転、爆発しきらなかった打線に栗山監督は「水ものではありますけど、何とかしないといけないもの」と振り返った。

辛抱の時期が長引いている。開幕時の2番、大田は打率1割8分4厘と低迷。目指す攻撃の形ができないでいる。この日は2番に王柏融を起用も4打数無安打に終わった。26試合消化で25パターンの打順を組んだ栗山監督は試合前に「必死になって、いろいろと手を替え品を替え、やるんだけど…」と話していたが、波に乗りきれない。欠場でリフレッシュを図った大田、故障明けのビヤヌエバらが本調子になるのを待つか、さらに別の手を打つのか。苦境を早く打破したい。

◆日本ハム打線のOPS 3番近藤、4番中田の前後が本調子になく、得点力に結びついてこない。2、5、6番のOPSが低く波状攻撃が難しい。18日は2番に王柏融、5番に横尾を配しテコ入れ。