上位争いらしい一進一退の攻防が、中盤に崩れた。序盤は西武山川の11号2ランなどでソフトバンク千賀から4点を奪ったが、同点で勝ちパターンの平井を投入した6回に勝ち越しを許した。

辻発彦監督は「4失点目で食い止めたというところで、粘った後のそこからだよね。5点目が痛かったよな」。千賀が息を吹き返し、7回からは強力なリリーフ陣が登場。4回以降は無安打に抑えられた。勝ち越せば首位浮上も見えてくる6連戦初戦を落とし、同監督は「これからまだあるんだから、明日絶対勝つ」と前を向いた。

▽西武山川(3回に今季ソフトバンク戦7戦6発目となる11号2ラン)「千賀とは割り切りをつけて勝負に臨んでいるというところもあるので、まずは1本出てよかったです」

▽西武今井(4回2/34失点)「ランナーが出た状態でクリーンアップに回してしまったことが失点につながったというか、自分から苦しい展開にしてしまった」