オリックスがロッテに11試合で9敗目を喫し、連敗で今季最多の借金9を抱えた。6月24日ロッテ戦以来の先発となったK-鈴木が、4回途中7失点で降板。田嶋が発熱による体調不良で先発を回避した代役を果たせなかった。

西村監督は「チャンスをもらったわけですから、そこでしっかりとしたものを出さないといけない」と苦言を呈し、右腕は「このような結果になってしまい、申し訳ないということしかありません」とうなだれた。

K-鈴木の150キロ超の快速球を最大限に生かせなかったのは、チームとしても悔いが残る。ロッテに6連敗した6月23日からの6連戦で、ロッテの計47安打のうち変化球を打たれたのは29本。この日もマーティンの10号2ラン、4回の2点適時二塁打、菅野の3回の適時打は、変化球を捉えられものだ。投手陣に対するロッテの徹底した攻略を上回ることができない。

攻めても5回終了後、ジョーンズが交代。西村監督は「たいしたものではないですが」とコンディションが理由の交代と認めた。4925人を動員した本拠地にファンのため息があふれた。【堀まどか】