巨人は3番坂本、4番岡本、5番丸が初めてクリーンアップを組み、難敵のサイドスロー阪神青柳を攻略した。原監督は「サカマルコンビ解体」から7試合1番を任せた坂本を3番に配し、7番までに5人の左打者を並べた。「今日は右打者が打つことが難しい青柳投手。3、4番に右、右と置いて、何とか左打線でと考えました」と説明。6回は左打者重信の三塁打でつくった無死三塁のチャンスに、2打席連続三振で通算25打数3安打と苦しめられてきた坂本が先制の中犠飛を放った。

天敵を6回で降板させると、8回には再び坂本の適時二塁打で貴重な追加点を挙げた。「つなぐ気持ちでいきました。追加点が取れて良かったです」と言い、指揮官は「貴重な、貴重な2点。いいところで打ってくれた」と評価した。25年ぶり同一カード3試合連続完封と投打がかみ合い、12球団最速で30勝に到達した。