オリックスは14日、育成ドラフト6位の大下誠一郎外野手(22)を支配下選手登録すると発表した。背番号は「006」から「40」に変更される。推定年俸は420万円。

大下は球団を通じて「支配下選手登録の通達を受け、やっとスタートラインに立てたと感じています。ここまで毎日が勝負のつもりで、1日1日必死にプレーしてきました。これからも変わることなく、人一倍声を出してチームを盛り上げていきたいと思います。そして、持ち味でもあるフルスイングと勝負強さをアピールし、レギュラーに定着できるようにがんばっていきます」とコメントした。

大下は白鴎大から今季オリックスに入団。阪神大山の3学年後輩にあたる。育成ドラフト6位ながら、勝負根性を武器に2軍で鍛錬を積んだ。

今季はここまでウエスタン・リーグで58試合に出場して打率2割1分9厘、2本塁打、21打点の成績を残した。5月27日の紅白戦(京セラドーム大阪)では3回1死一、二塁で迎えた第2打席に、漆原の147キロ直球を捉え、3ランを放つなど、自慢の長打力を1軍首脳陣に見せつけた。

中嶋監督代行は2軍監督時代に「元気もあるし、使いたくなる選手。やることは、まだまだいっぱいありますけど、打つ方はだいぶ上がってきた。そうなると次は守備、走塁が課題になる。まだ、これから試合に出て、学んでくれれば」と評価していた。

大下は守備位置の登録は外野手だが、一塁と三塁も守れる。動きもスムーズで、正確なスローイングにも定評がある。

これでオリックスの支配下選手登録は67選手となった。