ヤクルトは、試合開催に向け粛々と準備を進めた。阪神側から一報が入ったのは、24日の夜。1軍選手のPCR検査結果が判明するまで待って、阪神と協議を始めた。

主催者として、神宮球場の選手の導線コントロールや、ベンチの消毒など対策を引き続き徹底することを確認。グラウンド上の感染は、十分に防止できると判断した。江幡専務は「(阪神が)ちゃんと感染対策もしていたし、感染している人は(メンバーを)外れている。濃厚接触者もチェックして念には念を入れて。しっかり対応すれば試合は開催できると、ある意味試金石になると思う」と話した。

現場には、小川GMや斎藤チーム運営部長らが情報を共有し、説明。チームは通常通りのスケジュールで練習をこなし、大きな混乱なく白星を手にした。