オリックスが今季初の1試合4本塁打で逆転負けだ。

アーチ数は「4-0」と日本ハムに“圧勝”したが、9回に抑えのディクソンが1死満塁から代打清宮に3点適時二塁打で追いつかれ、延長で競り負けた。3連勝で止まり、中嶋監督代行も「あそこで追いつかれる形が想定外です」と険しかった。

収穫はT-岡田で、1回に有原から2年ぶりに2桁に乗せる10号ソロ、8回は秋吉からソロを放って2年ぶりの1試合2本塁打。「いい場面で打ちたい。去年が悪すぎた。もっともっと自分のなかではやらないといけない年でもある」。3番初アーチで、全打順本塁打を完成させた。

▼T-岡田が打順3番で初アーチを放ち、19年4月20日島内(楽天)以来12人目の全打順本塁打を達成した。09年8月14日に6番でプロ1号を放ったT-岡田は17年8月18日に初めて2番で打って王手をかけ、この日が通算11試合目の出場となった3番で本塁打を記録して完成した。12人しかいない記録だが、オリックスだけで達成したのが99年小川、11年後藤、20年T-岡田と3人いる。