仙台大は4-2で東北学院大とのAクラス対決に連勝し、通算5勝1敗で単独2位に浮上した。3番・川村友斗外野手(3年=北海)が右越えに2戦連発の逆転3ランを放ち、本塁打王の最有力候補に躍り出た。

昨秋の首位打者で最高打率賞と最多打点賞の2冠に輝いた川村が現時点でリーグ唯一の本塁打王の資格(3本以上)を獲得した。前日の先制2ランに続く今季3本目。1-2と逆転された直後の3回裏無死一、二塁、真ん中低めのスライダーを捉えた。川村は「チャンスだったので甘い球を狙っていました。大振りしないで力まずに打てました」とリーグ通算5本目を振り返った。

投げてはプロ志望届を提出している最速152キロ右腕・宇田川優希(4年=八潮南)が8安打2失点完投。3回に2失点したが、初回無死満塁の窮地を146~148キロの速球で3者連続三振に抑え、5回を除く毎回の計13奪三振もマークし、貫禄を見せた。1勝差で追う東北福祉大戦を含む残り4戦、負けられない戦いは続く。【佐々木雄高】