#コロナに負けるな! ロッテが7日のオリックス戦(ZOZOマリン)で、チーム内での新型コロナウイルス感染拡大後初の勝利を収めた。5番井上晴哉内野手(31)が先制の13号3ランで初回に決めた。試合前には、新たに岡大海外野手(29)が陽性だった岩下の濃厚接触者として離脱。1軍戦力が減る中、昇格組の藤原恭大外野手(20)が得点に絡むなど、中堅若手が一体となって踏みとどまり、首位ソフトバンクに1ゲーム差と迫った。

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高卒2年目のロッテ藤原が、今季初安打と初犠打を決めた。1番左翼で昨年4月6日以来の1軍出場。5回先頭の第3打席、オリックス・アルバースの直球をはじき返すと打球は一塁手の横を抜けた。「1打席目に直球でやられて、2打席目は変化球でやられたので、ストレート一本に絞って初球から積極的に打ちました」と右前打を喜んだ。

7回には無死一、二塁から捕犠打を決め、4点目となる中村奨の犠飛につなげた。井口監督は「ファームでバントする機会はなかなかないですけど、しっかり決めてくれた」と評した。

藤原は昨季、高卒新人として開幕スタメンの座をつかみ、6試合を経験した。登録抹消メンバーは遊撃と外野が多く、昇格した若手が抜てきされるのは遊撃と左翼になる。井口監督は「帰ってくれば1人ずつ(昇格組は)減っていくわけですから、生き残りも含めてやってほしいなと思います」と引き続きの奮起を期待した。【鎌田良美】