阪神近本光司外野手がバットと足で打線の爆発を呼び込んだ。まずは1回、先頭打者として野村の5球目、変化球を捉えて左前打。2番北條の先制2ランにつなげた。

5回には武器の俊足が光った。2死走者なしからショート内野安打で出塁。2番北條に対する4球目にスタートを切り、二盗成功。北條の死球後、3番糸井の右前打でホームを踏んだ。盗塁部門でリーグトップを走っており、今季23個目は2アウトからの得点に大きく貢献するものとなった。

6回にはリードが6点に広がり、なおも無死一、二塁の場面で中前にはじき返し、猛攻をつないだ。前日7日まで2試合連続無安打だったが、今季11度目の猛打賞で打率を2割9分3厘とした。