ヤクルトのドラフト1位、奥川恭伸投手(19)が、7月20日以来となる公式戦先発に臨んだ。

3回、打者10人に1安打2奪三振1四球で無失点。外角への制球も安定し、37球で最速は151キロを計測した。マウンドでは時折笑顔も見られた。

1回。日本ハムの1番谷口を直球、直球、フォークの3球で空振り三振に。2番今井は2ストライク2ボールから、低めのスライダーで空振り三振に仕留めた。3番石井への4球目でこの日の最速151キロを計測。8球目で四球を出したが、4番野村の打席で飛び出した走者を二塁でタッチアウトとした。

2回はテンポよく3者凡退に。4番野村を3球で右飛。5番片岡もファウル2球で追い込み、3球目で二ゴロに。6番海老原は1ボールから直球を詰まらせて一ゴロに打ち取った。

3回。7番田宮は低めへの1球で一ゴロ。8番梅林への初球、146キロの直球を左前に落とされ、唯一の被安打とした。5度の一塁けん制を挟みながら、9番上野には外角を泳がせて遊ゴロ。再び走者一塁で、1番谷口を投ゴロに打ち取って降板した。

奥川は7月までイースタン4試合に登板。最速154キロで球数は40球まで増えた。しかし、自己最長2回3分の2を投げて5安打3失点だった同20日の楽天戦を最後に、上半身のコンディション不良でノースロー調整に。9月30日、ルートインBCリーグ選抜との2軍交流戦で実戦復帰し、先発で1回23球、3安打1奪三振2失点の成績だった。