静岡学生野球秋季リーグの表彰式が14日、清水庵原球場で行われた。盤石な強さで25度目の優勝を飾った日大国際関係からは5選手が表彰を受け、主将の林健太捕手(4年)が最優秀選手賞を受賞した。「主将を務めて重圧はあったが、結果につながったので良かった」と笑みを浮かべた。

今年は、新型コロナウイルスの影響で春のリーグ戦が中止。活動自粛となり、試合ができない期間が長引いた。「何をすればいいかわからず、秋に試合ができるか不安だった」。しかし、活動再開後から高い統率力を発揮。チームを1つにまとめて秋のリーグ戦に臨み「今季は緊張することなく、良い精神状態でプレーできた」と充実した表情を見せた。

今季、7試合で5勝を挙げ、最優秀投手賞に選ばれた大石亮人投手(3年)も笑顔を見せた。首位攻防戦となった第6週でリーグ戦初完投。第7週では初完封し、優勝投手に。「1人で投げ切ることを目標にしていたので、自信になった」と大きく胸を張った。

24日からは、東海大会(三重)に出場。静岡代表として、昨秋に続く連覇を目指す。林は「最後の試合になるかもしれないので、もう1度引き締めていきたい」と力を込め、仲間とともに前を向いた。【河合萌彦】

▽静岡産大・望月源氏内野手(3年=首位打者)「タイトルはうれしいですが、大事な試合で打てず、優勝を逃したので悔しいです。来年優勝できるように頑張っていきたい」

▽東海大海洋・久留島誠紀投手(2年=最優秀防御率)「タイトルを獲れたことはうれしいが、チームは3位だったので悔しい。来春は絶対に優勝したい」