今季初先発の巨人高橋優貴投手が、5回1失点で昨年8月17日以来の勝利を挙げた。

「3月に左肘をケガしてからすごく時間がたったんですけど、何とか1軍の東京ドームのマウンドに帰って来られるようにと日々練習していた結果が、このようにつながったのかなと思います」

ルーキーイヤーの昨季は5勝を挙げたが、飛躍を期した今季はここまで中継ぎで1試合登板しただけ。

「先発のマウンドに上がる時に球場の皆さんの温かい拍手の中、マウンドに上がらせていただきました。そのおかげで初回いい入りができたと思います」。大城のリードにも感謝し「僕のいいところを必死に出してくれたので、何とか応えようと投げた結果が良かったかなと思います」

2回には右中間を破る勝ち越しの適時打三塁打を放った。「まさかああやって打てるとは思っていなかったので、すごく良かったなと思います。野手の皆さんにも助けられて投球できたと思うので、感謝したいと思います」と喜んだ。

阪神も敗れ、優勝マジックは1ケタの9となった。「優勝に向けてのマジックも減ってきているので、何とかそれを1つずつ減らせるようにチーム一丸となって頑張っていきたいなと思います」と引き締めた。