中京大中京(愛知)高橋宏斗投手は中日が1位指名し交渉権を確定した。

最速154キロの世代トップクラスの右腕。2年夏に甲子園2回戦の明徳義塾戦では直球中心の投球で7回無失点、10三振を奪い、敵将の馬淵監督から「直球は西武松坂以上」と絶賛された。昨秋は神宮大会で優勝し、全国に「高橋宏斗」を広めるきっかけになった。8月の甲子園交流試合の智弁学園戦で9回2死からその試合最速153キロを計測。12球団のスカウトを驚かせ「本調子じゃない中で、しっかりと抑えられたことは自信にもつながった」と、将来プロへ進む大きな自信を得た。

進路については当初はAO入試で慶大進学を目指していたが、不合格になったことでプロ志望に変更。この決断に各球団がドラフト戦略を練り直すほどの逸材だ。

愛知・尾張旭市出身、183センチ、84キロ、右投げ右打ち。