ヤクルトが2日、近藤一樹投手(37)を自由契約選手として発表した。

コンディション不良は抱えておらず、本人は残りシーズンに向けての練習を続けている。現役続行を希望する可能性が高いとみられる。

近藤は、日大三で01年夏の甲子園で優勝。同年のドラフト7巡目で近鉄入団。05年からオリックスでプレーし、08年に10勝。14年オフに育成契約となるも、翌年支配下登録に復帰。16年途中にトレードでヤクルトへ移籍。中継ぎとして、18年は勝利の方程式の一角でフル稼働。今季は20試合に登板し0勝1敗1セーブ。ヤクルト加入後、3年連続50試合以上など、計215試合登板とブルペンを支え続けた。

オリックス時代には4年続けて右肘を手術し、リハビリを乗り越えてきた。練習への取り組み方や、体の使い方などは、野手も手本にするほど。若手投手陣からの信頼も厚い。

巨人岩隈の現役引退に伴い、近鉄戦士は近藤とヤクルト坂口の2人になっていた。