亜大が8季ぶり26度目の優勝を飾った。

1回表、2死から木倉朋輝内野手(3年=星稜)が左越えソロで先制すると、3回には1死三塁から、広島からドラフト6位指名の矢野雅哉内野手(4年=育英)のショートへのゴロで三塁走者・田中幹也(2年=東海大菅生)が好スタートを切りホームイン。6回には、2死満塁から竹輪涼介外野手(3年=秀岳館)が中前適時打を放ち、試合を決定づけた。

投げては楽天からドラフト4位指名の内間拓馬投手(4年=宜野座)が先発し、制球に苦しみながらも要所ではキレのいい真っすぐとカットボールで5回を3安打無失点。6回から今秋、最優秀防御率を獲得した青山美夏人投手(2年=横浜隼人)につなぎ、9回には巨人から1位指名を受けた平内龍太投手(4年=神戸国際大付)へ。

平内は初球で最速タイの152キロを記録。150キロ超えを連発し、DeNAから2位で指名を受けた牧秀悟内野手(4年=松本第一)との対決では150キロの真っすぐで空振り三振に。最後の打者はカットボールで見逃し三振に仕留め、圧巻の幕切れを演じた。

亜大の優勝で東都大学野球秋季リーグ戦の全日程が終了し、2位は立正大、3位は国学院。中大、駒大、東洋大はいずれも3勝7敗で並んだ。

▽中大・牧秀悟内野手(DeNA2位指名選手は9回に巨人1位の平内と対戦し三振)「向こうが上でした。いい球、いいコースにきました。実力不足だと思います。もっと成長して次に生かしたい」