ソフトバンクのジュリスベル・グラシアル内野手(35)が「日本シリーズ男」の本領を発揮した。4点リードの3回無死一塁。巨人2番手戸郷の真ん中スライダーを完璧にとらえると左中間を超えた。ダメ押しの1号2ランで巨人の投手陣を粉砕。リードを6点に広げた。昨季の日本シリーズでは3発でMVPに輝いていた。前日20日は2安打。この日も早くもマルチ安打と大舞台での強さを証明する。「久しぶりにいい当たりのホームランだった。いい追加点になってくれたし、もう1回、集中して良い攻撃をしていきたいね」と話した。