かつて巨人と日本ハムでプレーしたウィルフィン・オビスポ投手(36)が、母国ドミニカ共和国で外出禁止令に違反し逮捕されたと23日、ESPNなどの地元メディアが報じた。

オビスポは23日未明、車で同乗者3人と営業禁止時間帯にオープンしていたバーから出ようとしていたところを見つかったという。同国は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため午後9時~午前5時(週末は午後7時~午前5時)の間は外出禁止となっている。オビスポは車外に出て警察と口論になり、逮捕に応じなかったため警察官が車のタイヤに向かって発砲。直後に同乗者の1人が車からショットガンを持ち出し、警察を脅したという。ショットガンを取り上げようとした際に、警察官の1人が頭部を負傷したと伝えられている。

オビスポは現在ドミニカ共和国ウインターリーグのエストレージャスでプレーしているが、逮捕を受け同リーグはオビスポに無期限の出場停止処分を科した。

オビスポは07~10年に巨人、11年に日本ハムに所属。09年には日本シリーズ第3戦で先発し勝利投手となった。米球界に復帰してからはレッズやブレーブスなどのマイナーに所属するも、メジャー出場はなし。16年からはメキシカンリーグのモンテレーに所属し、オフは母国のウインターリーグでプレーしている。